久々に『阿弖流為』を見てエネルギーを使い果たした

今日は夕方に少し外出したものの、スカステ&録画映像を見て家でまったり過ごしていました。
お昼頃に『桜華に舞え』の放送があったので、見ていたのですが、
琴ちゃん(礼真琴)の永輝役の「愛奈姫様、会津の仇はとりましたぞ」のセリフからの撃たれて死ぬところがあまりにもカッコよくて、久々に『阿弖流為』が見たくなり、録画を漁って見てしまいました。日をまたぐ時間からやっちまった・・・。
『阿弖流為』感想
もう、いろいろすごすぎる。。。出演者のエネルギーがすごい。
こっちは映像で見ただけなのに、全エネルギーを使い果たしてしまいました。
あれを1日2公演やっていたとか、ハードすぎるわw
結末を知っているからこそ、初めのシーンから涙が出てしまってだめでした。。
あの公演も2017年の夏だったのか。。梅田と新青年館に何度か通ったのが懐かしい。。。
青年館のこけら落とし公演でもあったためか、作品にも劇団の気合が感じられて、かなり見応えのある舞台でした。
若手ばかりの公演だったのに演者もとても熱く、星組の未来は明るい!と思った記憶です。
このあと、しーらん(壱城あずさ)やぽんちょさん(夏樹れい)は退団し、あやなちゃんは(綾凰華)は雪組へ、みねりちゃん(天彩峰里)は宙組へ異動となっています。
阿弖流為は琴ちゃんの代表的な作品になりましたね。歌、芝居、ダンスどれもできるのは知っていたけど、阿弖流為では包容力や真ん中力がさらに高まっていて、しっかり舞台が引き締まっていました。
蝦夷としての生き様も、仲間に対する思いも、1つ1つのセリフや歌にも思いがこもっていて伝わるし、体の使い方や手の動きなどの所作まで、いろいろ神経が巡らされている感じがして見逃せない。。
佳奈役のくらっち(有沙瞳)もとても良かった。佳奈の性格をとてもよく表現していて、強い女性を魅力的に表現していました。
佳奈の人生が壮絶で切なく、女性ということで感情移入しやすい対象でした。
1幕の最後の方で歌う佳奈の歌は、情景が目に浮かぶようで、すごく心にきました。これも彼女のうまさだよなぁ。もしトップ娘役になれなかったらもったいないという意見が結構多いのもわかります。
坂上田村麻呂役のせおっち(瀬央ゆりあ)はシュッとした見た目もあって、出てきた時から只者ではない感じがよく出ていました。ここら辺はせおっちの美しさは強いなぁと思いましたw
話の組み立てからも、田村麻呂という役がちゃんと魅力的に描かれていて、その役をものにして好演していました。人として立派な人だからこそ、いろいろな思いが溢れていることを想像すると切なかったです。
母礼役のあやなちゃん(綾凰華)は、誰よりも冷静で全体をみて策を考える役、熱い蝦夷の仲間の中での頭脳。ぴったりすぎてこちらも好演でした。でも人のことをよく見ていて、妹の佳奈にもふと優しかったりして、素敵な母礼でした。
最後、いつも冷静な母礼が1人で戦いに行くという阿弖流為に対して言う「死ぬ日は同じと決めていた」が熱くて熱くて、私の感情も爆発しましたw
最後のシーンまで、阿弖流為と通じ合っているところがわかって素敵でした。
飛良手役のぴーすけ(天華えま)は胆沢の長に仕える蝦夷で最初の裏切り者。
物語の中で出てくる唯一の平民なので、もはや朝廷だけでなく蝦夷の長たちへの思いもあって、裏切りのシーンに思いが溢れていてよく伝わりました。
どうあっても阿弖流為についていくことは、この時に心に決めたんだろうな。
最後の、田村麻呂と2人のシーンのあのすっきりとした顔が印象的です。
他の蝦夷の仲間たちでは、
ひろ香祐さんも音咲いつきさんもやはり熱くて素晴らしかったです。天飛華音さんは当時研2?!大抜擢だけど、そんなに若のか・・・と当時驚いたほど良かったです。
みねりちゃんも蝦夷の心を強く持った菟穂名役を好演していたし、多久麻役の天路そらさんや物部天鈴役の颯香凜さんなども印象に残りました。若手をいっぱい知れた公演です。
もちろんしーらんやぽんちょさん、輝咲玲央さんもはるこちゃんら上級生も素晴らしかったです。
実は書き足りないのですが、、、、
配役表を見直しましたが気づきました、この作品みんながみんな好演すぎて、全員感想書けそうです。
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