ハイコンテクストな宝塚

先日の『ファントム』ですが、「行きたい」と強く要望されたので、主人を連れていきました。
演目は楽しかったらしく、大満足して今でも歌を口ずさんだりしています。
ちなみに幕間時には

るうながいつも(音痴に)歌っている歌が出てきて笑った
と言われました。無意識にやはり歌っていたらしいw(ちなみに「パリのメロディー」です。みんな歌ってますよね?w)
ハイコンテクストな宝塚
ハイコンテクストとは、コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと。民族性、経済力、文化度などが近い人が集まっている状態。
コミュニケーションの際に互いに相手の意図を察し合うことで、「以心伝心」でなんとなく通じてしまう環境や状況のこと。
シマウマ用語集より引用
ヅカオタの世界って、いつのまにか持っている共通認識がすごいですよね。
そこで会話したり、舞台から色々感じとるところは、まさにハイコンテクスト。
劇場にいるひとのヅカオタ比率が高いため、それがさも普通かのような空間になっています。
ただヅカオタとしか会話をすることがないので普段はそれを実感することが少ないんですよね。
そこに非ヅカオタが入るとびっくりするようで・・・w
久しぶりに主人と観劇をして、感想をきいて、そうだよなと思いました。

隣の人が絶対泣くシーンじゃないところで泣いてた。
よくわからないけど、最初から泣いてた。
これはもう、そうですよね。
ヅカオタとしては当たり前の共通認識、だいきほ(望海風斗と真彩希帆)が『ファントム』を過去から演じたい作品としてあげていて、昔2人で歌った演目。
トップコンビの思い入れのある演目だし、だいもんが「ファントム」を演じているということで感極まって泣くことは容易に想像ができるわけで・・・
だから私がもし隣でそれを目撃しても、それはなんら普通のこと。(なんなら私も初回観劇時は最初のシーンから泣きそうでしたし。「Home」では泣いてましたw)
演目としても楽しむけど、ジェンヌのことを考えたり、その背景を感じたりもして楽しむ側面もかなり大きいですよね。
状況を説明したら受け入れつつも

日本がそもそもハイコンテクストなのに、宝塚はさらにその上をいく世界だね。
と言われましたw
そういえば「両隣が(片方は私)オペラグラスをあげるタイミングも同じだった!」とかも喜んでいました。
思えば、拍手するタイミングなんかも自分の意志でやっているようで、宝塚ならではの型にはまったタイミングになっている気がしますw
「空気を読む」わけではないんですけど、それに近いかなとも思たり・・。
非ヅカオタを連れて行くときは、なんかそわそわしてしまうのは、そういうところだよなぁと思ったりもします。
まぁ、それにかかわらず演目自体を楽しんでいると思うので心配無用なんですけどね・・・。
(だからこそ、非ヅカオタと一緒に行く作品で駄作はつらいw)
ちなみに主人を生舞台に連れていった翌日、千秋楽のライビュにも連れて行き、
だいもんの挨拶を聞いたあと

“だいもん”が”望海風斗”なんだね。
と・・・。「そこから?」と思ってしまったけど、勝手にそこはわかっている前提で”だいもん”呼びで説明していたよ、ごめんね。。w
まぁ結果的に

だいもん、歌がすごく上手いし綺麗だね。
と言われたのでなんでもいいw
宝塚やジェンヌを褒められると気分がいいです。
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