ノスタルジックでふと考えてしまう作品。『霧深きエルベのほとり』感想

ノスタルジックでふと考えてしまう作品。『霧深きエルベのほとり』感想

最近幸せなことに、観劇が多く、観劇レポが追いつかない事象が発生しています。w

『ファントム』についても「Home」について書いたのみで中途半端だし・・・

書こうと思っている間に、明日2回目の観劇になりそうです。。w

今日は記憶の新しいうちに、『霧深きエルベのほとり』について書きます。

バウホール好演遠征のついででしたが、運良くチケットが手に入り、東京公演を待たずして星組の大劇場公演が観られて幸せでした。

星組大劇場公演『霧深きエルベのほとり』感想

大好きな上田久美子先生の潤色作品、オリジナルではなくてもウエクミがその脚本の良さに語る姿をみると、期待せずにはいられませんでした。

過去作品の再演なので予習することもできましたが、今回は予習なしで行きました。

感想、めっちゃよかったぁぁ。。。

これまでの大劇場でのウエクミ作品のような、何かを背負ったり、壮大な背景を持つ主役のお話だったりとは違い、とてもシンプルな作品

そこに関わる人以外は、知らぬ間に始まり、終わっていくような1つの恋愛のお話。いつか消える、ビールの泡に例えた恋のお話です。

人の心や背景を感じさせ、観ている側に意味を感じとらせる作品、すごくうまいですよね。

懐かしさ、優しさ、あったかさ、切なさ、いろんな感情を感じられる時間でした。

観劇直後からしばらくたった今になってふと、あのセリフの意味は、行動の意味はこうだったんじゃないかと想像させられます。

最後のシーンだけでは、カールとマルギットの恋愛が本当に終わったのかはわかりませんが、その後を想像させる終わらせ方も好きです。

恋愛が実るにしろダメになるにしろ、もう一度会ってほしいなと思ってしまいます。

曲にもノスタルジックさがあり、聞いたことのあるようなカールの歌う主題歌もいいし、カールとマルギットが2人で歌う「泡に浮かんだ男と女〜」みたいな歌詞の歌も可愛いし、よかったです。

 

ただ、いまいちピンときていないこともあるので東京での観劇では確認したい点もあります・・・。

しっくりこなかった点、確認したい点

マルギットの家出理由と、それに対してマルギットの父から明かされる真実とその反応が薄い気がするけど、もっと深い意味がある?

・アンゼリカとの関係ももう少しちゃん確認したい(想像させる系の演出なのか?)

フロリアンが深すぎる、言葉の意味を考えながらもう一度観たい

 

次は東京になるのでまだまだ先になりますが、自分なりの解釈でですが理解を深めていきたいと思います!

キャストについての感想は別記事で書く予定です!

 

キャスト別感想はこちら

ふとしたときに『霧深きエルベのほとり』について考えながら、物思いにふけってしまいます。はやくもう一度観たくなる。。これだからウエクミ作品は・・・。作品についての感想はこちら紅ゆずる カールこの公演が始まる前に、公式HPに上田久美子先生がインタビューを載せていたのですが、この時点でどんな役なのか想像していました。紅ゆずるが演じるカール・シュナイダー役について。カールはわざと不真面目にふるまったり物事を冗談めかしたりして、何が本心なのかわからないような面がありますが、実はとても真面目で誠実な男性です...

 



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