星組『ザ・ジェントル・ライアー』@KAAT神奈川芸術劇場 観てきました

KAAT神奈川芸術劇場にて、星組『ザ・ジェントル・ライアー』観てきました。
せおっちは東上初主演なんですね。
どうりでせおっちの主演公演を生で観た記憶がないなぁと思っていましたが、そういうことか。
(ガイズの新人公演は観た。)
なんの予習も、もはや誰が出演しているのかも確認せず行ったのですが
(とはいえ王家に捧ぐ歌を見ているので、出ていない人だろうとなんとなくわかる)
話はわかりやすいし、テンポもいいのでなんのストレスもなく楽しく観れました!
誰が演出家さんなんだろうと思ったら田渕大輔先生なんですね。
wikiで確認してみたけど、田渕先生の作品は「あーなるほど」といったラインナップでした。
『王妃の館』とか本作は好きなので、ぜひ今後も楽しいコメディを作っていただきたいです。
せおっち(瀬央ゆりあ)
しょっぱなから美しい・・・・。あんなにかっこよかったっけ?
とにかくスタイルも良くて顔面もいい男役さんが舞台上でタイ結びながら歌うなんて眼福でしかない。
私の中でコロナ禍になってからの観劇記憶が曖昧というか、すっかり抜け落ちた2年という感覚なので、
急に頼もしい男役になった気がして、ただただ観劇しながら浸っていました。
大事なところで何か間違ってしまう不器用なアーサー、アホさもあるけど身近な人想いで優しくて、
それがせおっちにも繋がっていそうな気がして、愛おしいキャラクターでした。
綺城ひか理さん
ロバートはタッパがあり、仕事できそう感もあってかっこよかった。
なのにたまにアホになるのなんなん、可愛い。
最後の妻を信じる経緯のとこ、ガートルードももちろんだけど、アーサーのことも本当に信頼してるんだなぁ。
ほのかちゃんとの並びはまさに理想の夫婦。。。
とにかくガートルードとこれからも幸せでいてほしい。
小桜ほのかちゃん
芝居や自然なセリフまわしはみているだけで心地いい。
ほのかちゃんが出ていると、ついつい見続けていたくなる魅力的な存在です。
歌のうまさはそりゃぁわかっていたけど健在で、もっといろんな歌聴きたかったです。
(作品全般で歌は少なめだった気がする)
ほのかちゃんガートルードにアーサーがかつて気持ちを寄せていたのもよくわかるよ。
私もほのかちゃんガートルードが身近にいたら好きになるもん。
そして恋愛感情を超えて思われ続けているのが羨ましい。
紫りらちゃん
チーヴリー夫人、代役って信じられない。
出てきた瞬間からずっと不穏な空気を漂わせ続け、表情や所作の作り込みもすごい。
かわいいけど、こわい。。うまい。すき。
りらちゃんが出てくるだけで、舞台上の空気ががらっと変わるんですよね。
あのギリギリを攻める感じ、ドキドキしました。
(はるこさんだったらまた違った雰囲気になったんだろうな。それもみたかったな。)
今回のような役も、子役も、年配な役もなんでもできるりらちゃん、これからも見続けます。
詩ちづるちゃん
メイベル、かわいい・・・・。
「育ててあげたい」(?みたいなニュアンス)とか挑発的なこと言ってるけど、生意気さが出て本当に可愛かった。
しかも、可愛いだけじゃなくて芝居も歌も上手いだと?!
小柄でなんでもできる感じは、ほんのり音くり寿ちゃんみを感じました。
表情や間の取り方でもしっかり笑いを取っているし、すごい!
台詞回しなどかなりしっかりしているけど、フレッシュ感もとてもあって見ていてワクワクしました。
もっといろんな役が見てみたい。
この期の娘役さんたちもすごいなぁ。どんどん若い子が活躍していきますね。
稀惺かずとさん
そして今回とっても目立っていた、トミー役!!
お芝居もうまい、歌も上手い!顔も正統派で美しい。
役作りがちゃんとしていて、トミーのキャラがすごく自然に伝わってきました。
歌も少しあったけど、うまかった。さすがですね。。。!
本公演でもいい役がついていきそうでこれからが楽しみです。
今回の公演でまた新たな星組を知れたので、引き続き観劇楽しみにしています。
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