3度目の観劇で涙腺が崩壊したエルベ

昨日また『霧深きエルベのほとり』を観劇しました。
今回はこの作品で初めての2階席観劇だったのもあり、全体がしっかり見えました。
プロローグは1階から見る景色と全然違って新鮮で楽しかったです。
そしてこれまでは客席降りの時は完全に通路に釘付けだったのですが、今日は舞台がみれたので、あの偽カールと偽マルギットがあらわれるところからやっと見れましたw
(いつも最後のところだけみて、あれなんだ?って思っていましたw 客席おりに夢中すぎて、あのシーンはカールとマルギットを探しているシーンだということを忘れがちでした・・・w)
My千秋楽だったので、カイちゃん(七海ひろき)も見納めでした。。。トビアスのストーリーもしっかり見てきました。カイちゃん本当に素敵でした。
3回目の観劇にして、(勝手に理解が)深まって、前回までに比べて爆泣きしてしまいました。
結末を知っているからこそ、最初の方のカールとマルギットの幸せそうなやり取りや、カールの照れ隠しのふざけた表現が沁みてそこでも涙が・・・・。
(ここらへんはウエクミ作品あるあるかも・・・w)
「もし俺が文士なら・・・」のセリフ後はもうずっとだめでしたね。
あの長いセリフは切なくて切なくてしかたがないし。あのセリフで感情を表現する紅さん(紅ゆずる)の演技がすごい。
アンゼリカとのシーンも、重要性がやっとわかりました。。1回目の観劇での理解は浅すぎた。カールの女性との向き合い方、相手の幸せを思う気持ちが、凝縮されて伝わりました。
トビアスと妹ベティを送るシーンでは、自分は失恋した後だけどそんな姿は見せず、お兄さんとして振る舞うカールが優しくてあったかくて・・・家族を大事にするところも素敵だし。
皆がいなくなってヴェロニカに見せる本音は、見てる側にはわかっていたつもりでも、あらためてカールから聞くと痛いほどわかって更に切ない。
そしてとどめは、マルギットとフロリアンに対してのヴェロニカ。。。じゅんこさん(英真なおき)のあの表現力はなんなんでしょう。専科さんの偉大さが改めて感じられます。
『霧深きエルベのほとり』見れば見るほど好きになる、ハマる作品です。。
1度見て、じんわり良くて心にきて、そのあと何度見ても深まっていく。。一回一回見た時の気持ちを大事にしようと思います。
生舞台は今日が見納めだったけど、またいつか映像でふとした時に見て、気づくこともたくさんあるだろうな。
こういう舞台に出会えた時に、宝塚を好きでよかったなぁと思います。
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