『ファントム』が素晴らしすぎた件!キャスト別感想①

『ファントム』が素晴らしすぎた件!キャスト別感想①

ずっと書こうと思っていた『ファントム』の感想ですが、やはり何を書けばいいかわからない。

でもとりあえず書いていきます。。。キャスト別です。

とりあえず前回書いた感想はこちら

ここ最近は、宝塚側も年末に焦らしまくったニュースを日々だしていたので、そっちについて記事を書いていたら、3連休に観ていた『ファントム』について、書いていませんでした。もうね、素晴らしすぎたので、何を書いていいのかわからない境地に達しまして・・。ブログだから、発信したいという気持ちよりも、今回はとにかくこの感動を書き残しておきたいという気持ちで残しておきます。にしても、本当によかった。宝塚を好きでよかったと改めて実感しました。。。(その日は『ON THE TOWN』を先に観ていたのですがそっちもよかったの...

望海風斗 エリック

もう登場シーンから、ワクワクさせられます。だいもんが望んでいたファントム役!!!

ヅカオタとしては何度も聞いたことのある曲なのに、舞台で聞くと全く違うように聞こえる。ファントムの心の葛藤を訴える歌声が劇場に響き渡ってそれだけで泣きそう・・・。

役作りにおいては、他人に対する冷めた心(自分の大切な人以外を傷つけることに対しては躊躇がないところ)と、クリスティーヌに対しては盲目的なほどに優しくてピュアなところの対比がよく描き出されています。

だからこそ顔を見せてしまったあとからのファントムの切ない気持ちが心に刺さる。。

今まで2回見たのですが、1回目は本当に少年のまま、純粋すぎるエリック、2回目は自分の背負ったものを受けて拗らせたエリックを感じました。見れば見るほどいろんな思いに達して切ない。。

そしてキャリエールに対しては、自然と普通の子どもが親に対してしてしまう振る舞いをしているなぁと。

わがままを言ったと思ったら、いいタイミングで謝ったり、見捨てられないようにしているところにエリックの可愛さと、(心の中で思っている)父への愛を感じます。

真彩希帆 クリスティーヌ

やっぱり好き。本物の天使の歌声ですね。。。歌ウマのクリスティーヌは物語に説得力があります。

今後『ファントム』を再演することがあったら、クリスティーヌ役をやる娘役さんは確実に比較されてしまうんだろうなぁ。と余計な心配までしてしまいます。w

Homeを歌う時なんかはすごく感情移入してしまいます。ブリドリの件もありますし、クリスティーヌの喜びがきぃちゃんの舞台姿に重なるところがあるから特にね。。。

でもきぃちゃんは決して歌だけに頼ってはないです。演技も良い。

真面目で健気なところが見え、エリックやシャンドン伯爵に好かれるのは声だけじゃない魅力があるところも感じられます。

最後にエリックが亡くなるシーン。魂で好きになったはずの人を一度は拒絶してしまったこと、どうすることもできなかったことに彼女は悩んだこと。

仮面をとって顔にキスしたことは、エリックが亡くなる時だからできた行動なのかもしれない。でもその優しさと後悔と包容力を全て感じました。

彩風咲奈 キャリエール

すごくよかった。期待の遥か上の出来でした。。!銀橋の歌はもちろん、お芝居もよかった。

キャリエール自身の行いに対しては共感できないところもあるけど、父親としてエリックを愛していることがよく表現されています。

特に最後のエリックを撃つまでのシーンは、役としても物語としても重要なシーン。自らの手でエリックを撃つまでの感情と葛藤が手に取るように伝わり辛かったです。。。

 

何度でも観たくなる演目ってそうそうないですよね。。

私が生で『ファントム』を観られるのはあと1回。大事に観たいと思います。

 



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