風間柚乃のルドルフ

『エリザベート』のBパターンを観ました。
前回Aパターンを観たときの感想は前回書いたので、こっちも書こうと思います。
前回より集中して見すぎて、常に鳥肌が立っていました。やっぱり『エリザベート』は良いですね。。
AパターンとBパターンの違い
配役 | 出演者 | |
役替わりA | 役替わりB | |
ルドルフ | 暁 千星 | 風間 柚乃 |
エルマー | 蓮 つかさ | 暁 千星 |
シュテファン | 風間 柚乃 | 蓮 つかさ |
ルドルフ、エルマー、シュテファンの3役の役替わりです。
おだちん(風間柚乃)のルドルフ
めちゃくちゃよかった。。。!
今まで見たことないルドルフでした。
どちらかといえばルドルフに繊細なイメージを持っていたのですが、違いました。
おだちんは強そうで、しっかりしています。革命にいたる背景も想像が掻き立てられるようなルドルフでした。
作品中の歌でも描かれているような、厳しいしつけを受けて育ったこと、
母に会えず、愛情不足だったこと。
その中で自分を保ちながら、世のあるべき姿や、正義感から革命に加わったものの、
皇太子という立場と、もう後戻りできない革命、そして描かれる未来の栄光の中での葛藤が辛かった。
ルドルフの出番は15分程度(?)と短く、その凝縮された時間の中で死を選ぶまでの感情の経緯が伝わり、すごく引き込まれました。。
これを見るまでのおだちんのイメージは、誰かの真似が得意なイメージでした。
(まだ若い時の印象なのでそれが出来るだけでもすごいのですが、)
『グランドホテル』の新人公演でオットー役を見たとき、みやちゃんにそっくりだなと思ったので。。
今回のルドルフもこれまでの誰かに近づけて役作りをしてくるのかと思っていましたが、おだちんなりの解釈でルドルフを演じており、それがとてもよかった。
歌も安定して上手で聞かせてくれました。。顔はちょっと真風に似てるかな?
お芝居も歌も上手い大型新人がいて月組の未来は安泰だ。。!
ありちゃん(暁千星)のエルマー
そこまで印象に残っていないです。エルマーという役柄仕方ないのかもしれないですが。。
今回のパターンでおだちんのルドルフが素晴らしかったから、比較してしまいますね。
昔のおやおやと思った頃から考えれば、演技は改善して、かなりよくなってきたものの、
やっぱり可愛いありちゃんの域から脱出できてないなぁと感じます。
おだちんという優秀な下級生が出てきたので、ライバル心を持って、二人で切磋琢磨して欲しいですね。
今回、かなり集中して観れたおかげか、
前回のAパターンをみたときよりもキャストそれぞれの味方が変わってきました。。
これについてはまた次回以降に書けたらと思っています。
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