ここにもカールが・・・ 宙組『群盗』感想

土日の朝は何かしらのチケット販売のために目覚めています。
ヅカオタになってからは土日でも9時くらいには起きて戦わなければいけないので、ある種規則正しい生活ができていますw そしていつもチケットがとれません・・・
今日は日本青年館ホールにてキキちゃん(芹香斗亜)主演、宙組の『群盗』を観劇してまいりました!
『群盗』の主役もカールなんですねー。『霧深きエルベのほとり』の主役もカールなので、カールがいっぱいだw(くだらないことを言ってすみません)
サブセンの1列目だったので、かなりよく見えました。小芝居とかも(マイクなしで)話しているのが聞こえるレベル!ちょっと嬉しかった!
ネタバレも含んでいるので、気にならない方だけお読みください!
宙組日本青年館公演『群盗』感想
予習もとくにせず、公演解説もたいして読まず観劇に挑みました。原作ありの文学作品だなくらいの認識で。
さすがは小柳先生の演出、作品にはぐんぐん引き込まれ、あっという間の2時間半でした。話はかなりわかりやすい部類だったと思います。セットも凝っていて素敵でした。
ツッコミどころはあるのですが、なんとなくうまくまとめる力はさすがだなと。
ただ正直、いろいろなバタバタ感はしっくりいかないところもありましたね。
いまさら公演解説をみかえすと
留学中に父から理不尽に勘当されたことで人生に絶望し、仲間に祭り上げられるまま義賊の首領となったのだった。
とあるんですが、そんなに絶望していましたっけ?w
そもそも群盗になっていったきっかけも違った気がするけど、、、、もっと軽かったような。
というか、アマーリアからもらった指輪をすぐに差し出したり、カールの中でいつの間にかアマーリアが恋人になっていたり、割と軽い人な印象だったw
そしてそもそも”群盗”自体がよいものとして書かれているからか、その存在自体の意味が軽く感じたな。
1幕の最後のグリムの台詞から、カールもはっとさせられ、”群盗”の存在意味をより強固にして2幕に高められていくのかと思ったけど、そうでもなかったし。。
原作を調べると、舞台にあたってストーリーを変えているところが、感情にうまくつながっていかない違和感とマッチしていたみたいです。解消したのである意味すっきりしました。w
そこらへんは原作のままにしてダーティーなキキちゃんになるところもあったほうがドラマ性があったのかなとか思ったり。(『月雲の皇子』の木梨軽皇子を想像)
改めて舞台に話をまとめるのは大変だなと思いました。
ポスターから受ける印象と演目内容が離れてる
あまりこんなことを考えることはないのですが、幕間中にふと公演のポスターを目にして思いました。
『群盗』観劇。ポスターから受ける印象とだいぶ違ったな。 pic.twitter.com/boTCxMthdk
— るうな (@Luna_zukaota) March 2, 2019
『群盗』のポスター、これまでの宝塚のポスターっぽくはなくて印象的でした。
(宝塚にしては)薄化粧のキキちゃんと薔薇、黒と赤のカラーでどちらかというとダーティーなイメージ。原作について無知で、未学習なので、「耽美系?」とか勝手に思ってしまっていました。
実際たしかに話は暗いのですが、主役のカール自体は別に闇が深くもないし、あれれと。。。
ポスター撮影の時点からカールの設定がブレたのかな・・・
宙組の下級生を知れたことが収穫
今回の公演で収穫は宙組の下級生をいっぱい知れたことかもしれない!
正直、宙組は生徒を一番把握していない組でした。
『エリザベート』の新人公演を劇場で観劇したくらいだしな、、いかんせんお役が少ないので、そこのメインキャストくらいしかおぼえておらず。
『群盗』出演者にしても、男役さんはもえこ(瑠風輝)とこってぃ(鷹翔千空)くらいが限界で、あとは全然知らなかったのですが、役が多くて振り返りやすい作品だったので今日の公演でいろんな人を知れました!
今後宙組の下級生を調べるときは、自分の頭の中でこの作品が起点になっていくだろうなーという公演です。観てよかった!
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